
本日、2月28日8:30から坂手西条地区の加茂大神社からオリーブの搬入が行われました。

瀬戸内国際芸術祭2013の作品として、この場所がお花畑へと整備されます。
その中心に、シンボルツリーとして平和の象徴であるオリーブの木を植えることになりました。
小豆島観光協会会長・塩田幸雄さん(小豆島町長)、プランター・西畠清順さん、坂手地区ディレクター・
京都造形芸術大学教授・椿 昇さんと、坂手地区の住民のみなさんによってオリーブが運ばれていきます。

オリーブの木の長さは約2メートルにもなります。

無事、壷井栄生誕地にオリーブの木が植わり、
最後は地元の方の手で土をかぶせて、新しい憩いの場になることを願いました。

お花畑プロジェクトというのは、
『二十四の瞳』の作家、壷井栄さん生誕100周年を記念して、栄さんが大好きだった花で
生誕地を埋め尽くそうと、地元の住民の方々によって始動されたプロジェクトです。
オリーブは、平和と繁栄の象徴であり「みんな仲良く」という言葉を最後に遺した栄さんの
イメージとも重なります。このオリーブが根を張り、大きく成長するとともに
小豆島の平和が次の世代にも引き継がれるよう願いが込められています。

西畠さんが構想した土壌をもとに、今後、コミュニティーガーデンとして、地元の方も遠くから来た方も
それぞれが思い思いの花を植えて行ってくれればと椿さんはおっしゃっていました。
『瀬戸内国際芸術祭の間だけでなく、ずっと続いていく作品にしたい。アートは鑑賞するものじゃなく、関わるもの。
社会の循環をよくし、地元のシステムが変わったり、意識を変えるのがアートだと思っています。』
実際に、椿さんたちが呼びかけなくても、住民の方々がどんどん積極的に動かれるようになっているそうです。

皆さま、早朝から本当にお疲れさまでした!