2013年11月20日

小豆島 醤の郷+坂手港 秋まつり

瀬戸芸最終日の11月4日、坂手港にある瀬戸内国際芸術祭2013作品
『THE STAR ANGER』前で、クロージングイベントが開かれました。


close1.jpg


軒並みに瀬戸内国際芸術祭参加クリエイターとまちの人々によるおいしそうな屋台が並んでいました。


close5.jpg


Creator In Residence「ei」03滞在作家、飯田翔平さんと地元のシェフコラボの銚子漁港のさんま。
アグロドルチェソースとお米のリゾットを添えて。


close8.jpg


小豆島名物もろみやきそば。

他にも、アーティスト×地元の方の絶品料理がたくさん並んでいました。


・クマグスク+岡村美樹さん+消防坂手分団
・後藤しおりさん+まちの人々
・graf +eicafe+みつわ会
・コミュニティアート+ひしお会+小豆島町商工会青年部
・しゃかしゃかうどん
・ドットアーキテクツ+地元酒造
・ポン真鍋さんのポン菓子
・山と玉


醤の郷+坂手港プロジェクトにたずさわったアーティストのみなさんによるごあいさつ。


close3.jpg


『オリーブのリーゼント』作家 清水久和さん
『オリーブのリーゼント』は芸術祭後も残ることが決まりました。


close4.jpg


『小豆島カタチラボ』を手がけたgraf代表服部滋樹さん
この日はなんと大阪にある店舗、事務所を閉めて27名のスタッフ全員が来られていたようです。


close2.jpg


『クマグスク』現代美術家 矢津吉隆さんと井上大輔さん
観音寺の宿坊を利用された方はたくさんおられたようです。


劇団ままごとのみなさんによる"そうめん体操"


close6.jpg


ライブもお披露目してくれました。
会期中たくさんの感動を与えてくれた劇団ままごと。


close9.jpg


紙芝居までやってくれました!
どこまでも芸達者!うれしそうにこどもたちもたくさん集まってきていました。


close7.jpg


春夏秋会期を振り返る トーク&スライドショー


close12.jpg


ぬくもりのある写真とともに、会期中の想い出が蘇り、
笑い声も絶えませんでした。


馬木住民有志による"瀬戸芸勝手に参加作品" 自主制作映画
喜劇忘郷編『思いやり』上映。


close11.jpg


なんと第2弾も制作中のようで予告編も放映されました。
京都造形芸術大学の映画監督志望の学生さんの撮影のもと
さらに本格的な仕上がりになりそうです。
完成を乞うご期待!


参加クリエイターと醤の郷+坂手住民のビデオレターも放映されました。


最後は醤の郷+坂手港プロジェクトの総合ディレクター椿昇さんのあいさつで締めとなりました。
すっかりお酒がまわり、みんなでジョンレノンの『イマジン』を合唱する場面もあり大盛り上がりでした。


イベントの閉幕を宣言したのちも合唱をとめることなく、名残おしそうな祭りのあとでしたが
ここで終わったわけではありません。


同日、昼に行われた「ありがとう瀬戸芸シンポジウム」で
来年2014年度夏にアートイベントを開くことが発表されました。


2013年に築いた"関係"が2014年にはどんな風につながっていくのでしょうか。


お楽しみに!




ぼーの








posted by 豆子 at 16:40| ARTナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月17日

狂言・農村歌舞伎 in 棚田の里

瀬戸内国際芸術祭2013の最終日である11月4日、フィナーレを飾る伝統芸能が、中山農村歌舞伎舞台で行われました。

まず、今年の10月に演じられた小豆島の地元中山地区の方々による、農村歌舞伎から始まりました。

kyogen1.jpg

瀬戸芸最後のイベントが、こうして地元の方々の演技から始まったことは、とても嬉しく、誇らしく感じました。

演目は、名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきしゃのば) でした。
2013年10月13日 中山農村歌舞伎の様子

kyogen3.jpg

地元だけでなく、島外の方も大勢おられる超満員のなか、小豆島で300年続く伝統芸能を、堂々と演じていただきました。

kyogen4.jpg

そのあとは、狂言についてのワークショップが、狂言野村一座の、野村太一郎さんによって行われました。

kyogen6.jpg

皆さまは、“狂言”を観られたことがありますでしょうか。

日本の伝統芸能には、“狂言”・“能”・“歌舞伎”などがありますが、
“狂言”はいわば台詞のお芝居で、喜劇をうけもちます。また、“能”は歌や舞のお芝居で、悲劇をうけもちます。

“狂言”の歴史は古く、約650年前の室町時代から続いています。

kyogen5.jpg

狂言では、歌舞伎とは違い、舞台セットを使いません。
『何もないことが美しい』という発想で、必要最小限のものしかおかないそうです。

使える道具は、のみ。扇を何に見たてるかで、観客の想像をかきたて、楽しんでもらうのです。

kyogen7.jpg

上の写真は、杯でお酒を呑んでいる様子です。写真で観るだけではわかりませんが、
「どぶ どぶ どぶ どぶ」という台詞と演技によって、扇は杯にかわり、観客もその世界に引き込まれていきます。

「皆さまぜひ、リラックスして観てください。狂言は、笑っていいお芝居なので、遠慮なく笑ってください。」という
野村さんの言葉通り、そのあと演じられた演目『萩大名』・『清水』では、観客と舞台が一体となり、
オチの場面では大きな笑い声が響き渡りました。

国際芸術祭という名のもとで、こういった日本の伝統芸能を取り上げることは、とても大切なことだと思います。

日本の美学や価値観は、こういった伝統芸能のなかに凝縮されていて、それを世界の人々に知ってもらいたいからです。

また、小豆島で農村歌舞伎が続いていなかったら、この一流の狂言とのコラボレーションがなかったと思います。

伝統を続ける大切さを、改めて感じた夜となりました。










posted by 豆子 at 08:00| ARTナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月16日

夕日音楽の集い

11月3日、三都半島、神浦にあるジェームズ・ジャックさんの作品
『夕焼けハウス:存在の言葉としての家』で『夕日音楽の集い』が開かれました。


yuuhi7.jpg
《ジェームズ・ジャックさん》

ジェームズ ジャックさんはニューヨーク市生まれで
2010年に現代芸術の研究生として東京芸術大学に在籍されていました。
そして2012年から三都半島芸術家村の第6回招聘作家として神浦に滞在されていました。


最初に神浦に来てこの夕焼けハウスの展示場所を見た時に一番印象に残ったのは赤い土壁で
そこに歴史やストーリーが必ずあると思ったそうです。


『壁に理想的な感情を書いて埋め込んだので石の裏にはむずかしい気持ちを書いてもらい、それを庭に埋め、
 庭の栄養になるようにしました。みんなの想いが込められることで壁が強くなり雨漏りを防ぐひとつの
 力になると思うんです。むずかしい気持ちも入れないと夕焼けハウスの意味がなくなる、
 浅くなる気がしたんです。』

夕焼けハウスには、ジェームズ・ジャックさんの人情あふれる人柄と、
地元の人と築いてきた絆が見られますが、音楽会も、ジャックさんの人望で
地元のおじいちゃん、おばあちゃんも集まってきていました。


yuuhi1.jpg


yuuhi2.jpg

演奏をしてくれたメンバーは、ブルース・ヒューバナー さん(尺八)、能見 誠さん(コントラバス)、
田辺明さん(三味線)、古澤龍(アンビエント)の4人。


まずは、即興でその場からイメージしたコントラバスによる演奏や、
電子音などを使った環境音楽が演奏されました。
全員が理解するのは難しい抽象的な音楽でしたが、一部のコアな音楽好きの方が聞くような音楽を
神浦で、そして地元のおじいちゃん、おばあちゃんが聞いているのはなかなかない光景で
不思議な感じがしました。
電子音が夕焼けハウスの中に響き渡って幻想的でした。


環境音楽だけでなく瀬戸内海を表した「春の海」の演奏や
神浦伝統の「神浦小唄(こうのうらこうた)」も演奏され、
おじいちゃん、おばあちゃんが演奏に合わせてうれしそうに大合唱がはじまりました。


音楽会はジャズの構成のように第1部、第2部でわかれ、
幕間ではおいしいクッキーやお茶のおもてなしを受けながら、
あれこれみんなおしゃべりに花が咲いていました。


yuuhi5.jpg


第2部ではジャックさんによる、夕焼けハウスの壁や庭の石に埋め込まれた希望や願いや悩みの
ことばを朗読される場面もありました。


夕焼けハウスを制作するうえで、何度もお茶会や音楽会、井戸端会議などが
自然と開かれたそうです。そこでジャックさんは悟られました。
実は言葉それ自体がこの存在の家を創造し保っているのだと。


言葉には、文化、田舎と都会、年齢といったさまざまな断絶を横断し、
その結果共同の空間が生まれるのです。


そしてこの共同空間の中で、コミュニケーションそのものが、
建物をひとつの芸術の家へと再生してくれるのです。
(イベントフライヤー文章より抜粋)


夕焼けハウスに言葉や音楽やだれかのきもちがたくさんしみこんだ1日だったのではないでしょうか。



ぼーの


posted by 豆子 at 19:37| ARTナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月12日

小豆島カタチラボワークショップ“誰かのためのものづくり”

11月2日(土)馬木地区にある旧山吉邸『小豆島カタチラボ』にて
ワークショップ“誰かのためのものづくり”が開かれました。
瀬戸芸中数々のユニークなワークショップやイベントが目白押しだった旧山吉邸の
会期最後のワークショップでした。


mono3.jpg


今回のワークショップでは、カタチラボ展示作品にある
「小豆島にたどり着いた漂着物」の作品制作を追体験するような内容です。
講師にはgraf創設メンバーでデザイナーの松井貴さんが勤められました。


mono1.jpg


grafのみなさんが小豆島の海岸で集めた漂着物をつかって、
オブジェやアクセサリーなど思い思いのカタチをつくります。


いろいろなカタチに変化した漂着物に、これまでそれらが辿ってきた時間の流れを感じたり
これから辿る未来のカタチを想像してみたり。
手にしたカタチから感じたコトをカタチにして、誰かのために何かをつくるという
さまざまな想像の世界を一緒に楽しむというのがコンセプト。


お気に入りのカタチのアイテムを揃えたら、土台となる廃材を選びます。


mono4.jpg


針金で宙に浮かせてみたり、板に石をはめこむ人、
シールやひもで装飾する人、貝殻でブローチを作る人、
人によってじつにさまざまなものが作られていきました。


mono2.jpg


ちょうどいいサイズのきりがないのならば
あきらめずに、さっさと鋼を削って手作りのきりを作ったり、

『なければつくる』

grafの職人さんの姿勢にとても感動しました。


mono7.jpg


こうして出来上がった私の作品


mono8.jpg


くるみ、まつぼっくり、さんかく型の陶器の破片?、サザエの蓋を選びました。


なんと、急遽ワークショップの途中にはgrafのメンバーのひとりである
川西万里さんの所属するバンド"リュクサンブール公園"のライブが披露されました!


mono6.jpg


山吉邸にアコーディオンのやわらかい音色が響き渡っていろんな人が集まってきました。

おや?よく見ると庭に横たわっていた石がいつのまにか椅子に変身しているではないですか!


labo1.jpg

mono9.jpg


『小豆島カタチラボ』では"あっ”というおどろきがいつもいつも潜んでいます。


春・夏・秋会期を通してめまぐるしい変化とユニークな発想にここで触れました。


先日、行われた『ありがとう瀬戸芸シンポジウム』では
代表の服部滋樹さんが芸術祭後もこの旧山吉邸でまだまだいろいろと
試んでいきたいと発表されていました。


これからも旧山吉邸でいろんなカタチが生まれそうです。



ぼーの



●これまでの『小豆島カタチラボ』の活動●

2013年11月8日 しょうどしましまカードゲームの会
2013年11月3日 山吉邸 お弁当の会 秋
2013年11月2日 山吉邸でHIP HOPとおまんじゅうを
2013年9月1日 小豆島カタチラボ 『フロッタージュ-小豆島のデコボコたち-』
2013年8月25日 山吉邸おそうめんの会
2013年4月24日 山吉邸お弁当の会
2013年4月19日 4月20日山吉邸お弁当の会告知 & 4月14日石割りブローチワークショップレポート
2013年2月18日 graf:小豆島カタチラボ







posted by 豆子 at 18:03| ARTナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月11日

小豆島の風景を木に彫ってみました

瀬戸内国際芸術祭2013の会期中は、小豆島のいたるところでワークショップが開催されていて、
小豆島住民の方々も、普段あまりふれることのないアートを身近に感じることができたのではないでしょうか。

10月26日、27日、11月2日、3日に行われたワークショップをレポートします。

kibori1.jpg

場所は、小豆島町苗羽『左海醤油』(『81.醤油倉庫レジデンスプロジェクト』が展示されていた場所)

kibori2.jpg

会場は、秋会期の滞在作家・鈴木基真さんの作品が展示されていました。

kibori8.jpg

ワークショップは、鈴木さんが講師となって、小豆島の好きな景色を木彫りによって制作するというものでした。

kibori4.jpg

ワークショップ「小豆島の風景を木に彫ってみない?」ということでしたので、私も、小豆島の風景を木に彫ってみました。

kibori3.jpg

大きな小豆島の地図の上には、参加者が作成した木彫りが並べられています。

kibori5.jpg

作りたいものをきめて、鈴木さんに手伝っていただきながら、作業していきます。

kibori6.jpg

木は、楠を使用していて、良い香りに包まれながらの作業でした。

kibori11.jpg

自分が納得できるまで彫刻刀を動かし続け、形になったら絵具で色を塗って完成です。

kibori12.jpg

自分で作ったものはとても可愛くて、大切で、一生持っておこうと思いました。

大切なことは、出来上がりよりも、時間をかけること。

手作業が、“思い”をつくり、“もの”に宿り、“愛着”というものに変化していくことを改めて知りました。

kibori7.jpg

瀬戸内国際芸術祭2013の様々なワークショップにおいて、“ものづくり”の大切さを教えていただきましたし、
この芸術祭によって、この島に、“愛着”のある“もの”がたくさん増えたはずです。

芸術祭が終わってからも、こういったワークショップが開催されると嬉しいなと、思いました。








posted by 豆子 at 17:00| ARTナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。